土曜日は、いよいよ長男君の誕生日パーティを催しました。
当日は早朝からParty Cityまで風船の買出し。
Party Cityは朝8:30から営業しているんですね。よ~くパーティのご事情を心得ていらっしゃる。
風船と一口にいっても、普通のゴム製のバルーンからアルミホイル製の巨大バルーンまでいろいろ。しかも店でいちいち膨らませてもらわなくても、ヘリウムのタンクを買えばパーティ当日に店まで駆け込まなくても済んだりします。さすがパーティ好きのアメリカ。こういったパーティ専門店に行けば「まさかこれはないだろうな・・」と思うものまで揃っていたりします。
うちは今回Go Diego Goがパーティのテーマなので、ディエゴの風船を探しに。
最初はタンクを購入して自宅で膨らますこと考えましたが、
タンクが一番小さいサイズで29.99、とタンクだけで結構なお値段をするので、ちょっと非経済的。なのでパーティ当日の朝にお店にがんばっていくことにしました。お店には既に私みたいにパーティの準備で風船を膨らましに来た人が何人かいました。
よーし、これで風船ゲット。車の後部座席は見事、風船だらけになり、バックミラーをみても風船しかみえず、運転が怖かったですが、そこは安全運転、安全運転。
帰り道にケーキをピックアップし、無事帰宅。
さーて、これで準備万端かな~とリストをチェック。
○ケーキ&キャンドル
○バルーン
○Goody Bag
○昼食用のピザ注文
○ドリンク
○紙皿、コップ、ナプキン
全てOK!と確認し、パーティ会場のサイエンスミュージアムへ、いざ出陣!
集まったお友達は総勢22人。これに親の人数を足すと、小さなミュージアムはとても賑やかに。
スケジュールは、最初に恐竜について学ぶ約40分くらいのプログラムを行い、その後ピザとケーキでお祝いという内容。恐竜のプログラムなんて飽きちゃう子もいるかな~と思ったけれど、かなりのヒット!プログラムを進行してくれたミュージアムの方々のおかげで、みんな興味津々でした。
お持ち帰り用のGoody Bagには、今回ディエゴの巾着バッグを用意しました。毎回、Goody Bagをもらうと、紙やプラスチック製のバッグはすぐにゴミ箱行きになってエコじゃないし、何かないかな~と考えていたところ、Amazonで見つけたのがメッシュ製の巾着。紙袋よりもちょっと割高だけれど、バッグ自体がお土産になるし、後まで使えるし、一石二鳥!バッグの中にお菓子とか鉛筆とかをいろいろ詰めてあげたら、これも超ヒットでした!
長男君は、その日どころか週末通してずーっとパーティ気分。ああやってお友達にお祝いしてもらえたのが限りなく嬉しかったみたい。
そして、私は「いやぁ~、無事終わってよかったーッ!」と行き着くのもつかの間、今はThankyou Cardの作成に明け暮れています(笑)。
こそだてPedia
2011年3月29日火曜日
2011年3月25日金曜日
がんばれ日本!
今回の大震災で、被害にあった方々に心からお悔やみ申し上げます。
この震災で日本の、そして日本人の強さを改めて見た気がします。家族や家を失い、シェルターで不便な毎日を過ごしているのに、一人ひとりが何かしら助けになることを模索し、一歩一歩行動している。「少しでもみんなの元気が取り戻せる糧になれば・・」といいながらダンボールに野菜を詰めて被災者に配当している女性や、破壊したレストランからまだ使えそうな食器を集めて食事を作ろうとがんばっているシェフの人、被害にあっても、負けずにめげずに立ち上がる日本人は本当に強い。日本人であることをとても誇りに思い、私もそんな強い日本人で居続けたいと思います。
この震災で日本の、そして日本人の強さを改めて見た気がします。家族や家を失い、シェルターで不便な毎日を過ごしているのに、一人ひとりが何かしら助けになることを模索し、一歩一歩行動している。「少しでもみんなの元気が取り戻せる糧になれば・・」といいながらダンボールに野菜を詰めて被災者に配当している女性や、破壊したレストランからまだ使えそうな食器を集めて食事を作ろうとがんばっているシェフの人、被害にあっても、負けずにめげずに立ち上がる日本人は本当に強い。日本人であることをとても誇りに思い、私もそんな強い日本人で居続けたいと思います。
2011年3月11日金曜日
アメリカの幼児教育~デイケア編~
アメリカでは幼稚園(Kindergarten、通常5~6歳)から12年生(12th Grade、通常17~18歳)までを公教育としている。幼稚園以前の教育は義務ではない。しかしEarly Childhood Education(幼児教育)というシステムに基づき、子供は通常3歳から幼稚園に入園する5歳まで、PreschoolやNursery Schoolと呼ばれる未就学児向けの保育園に通う。授業時間は一日、午前か午後に2時間半~3時間。週2日、週3日、週5日プログラムと、選択できる。義務教育ではないため、大概の施設は有料だが、地域によっては地方政府の予算で運営され、幼稚園教育の一環として無料の施設もある。
両親が仕事を持つ場合は、授業時間の短い保育園の代わりにデイケアで一日を過ごす子供も多いが、デイケアでも3歳くらいからは保育園と同様のカリキュラムを遂行している。
我が家の長男は、2歳になる直前から4歳半までデイケアに通った。次男の誕生後、私が専業主婦に転換してからは、自宅付近の教会に隣接されている保育園(プレスクール)に通っている。
ということで、今回はアメリカのデイケアについて紹介したい。
デイケアには、基本的に両親が仕事を持つ子供が多く集まるため、開園時間などの内容もそれに伴ったものとなっている。時間は早ければ早朝6:30から、遅くて夕方6:30まで。中には早朝や夕方遅くまでのケアを必要とする場合は延長時間料が追加されるが、我が家の長男が通っていたデイケアは延長料なしで、6:30~6:30まで子供を預けることができた。また、預けられる年齢も生後6ヶ月の乳幼児から、と極めて早い。
一日のカリキュラムは、歌、お絵かきやクラフト、読書、アルファベットと数字の練習、手話、外遊びなど。歌やゲームなどは、子供がみんな輪になって座り、先生の指示に従う「Circle Time」というメソードで学ぶ。また、ヒスパニック人口が多いアメリカだけに、スペイン語は子供のうちから学んでおり、デイケアでも積極的にカリキュラムに取り入れられている。我が家の長男は、日本語よりもスペイン語のほうを多く知っているくらいだ。昼食後は、昼寝の時間が設けられる。多くの施設には、庭に簡単なプレイグランドが付いており、外遊びの時間になると子供がそこで遊べるようになっている。
食事はデイケアによって付く場合と付かない場合があるが、うちの場合、朝食、昼食、おやつが付いた。メニューはさすがアメリカン!朝食にはベーグル、パンケーキ、フレンチトーストにフルーツ。昼食にはホットドッグや、ピザ、チキンナゲット、パスタにコーンやほうれん草などの副菜とフルーツ。おやつはクッキーやクラッカーにフルーツといった具合だ。
一つ一つの行事に手間隙をかけるのは、アメリカならでは。誕生日になると、誕生日を迎える子供の親がクラス分のカップケーキを持参し、おやつの時間にクラスでお祝いをする。中には、クラスメート一人ひとりに「Goody Bag」を用意する人もいる。「Goody Bag」とは、誕生日を一緒に祝ってくれた友達に感謝の意味をこめてお菓子やら簡単なおもちゃやらを詰め込んだお土産袋だ。
このほか、バレンタインパーティ、感謝祭パーティ、クリスマスパーティ・・・と行事ごとにパーティが催され、親は分担してフルーツやらお菓子やらお皿やナプキンやらを持参する。
時には「Field Trip」、いわゆる遠足に出かけることもある。遠足といっても近場の農家や動物園などに限られているが、スクールバスで出かけなければならないこともあり、全ての遠足は親の同意が必要だ。遠足の予定が発表されると、同意書へのサインが求められる。これも全てにサインを求めるアメリカらしいところだ。遠足を希望せずにデイケアに残るか、希望するが親がその場所まで送り迎えするか、スクールバスに乗って出かけることを了承するか(その場合はチャイルドシートをデイケアに置いておく)、など選択することができる。
コストだが、こういった内容で週5日預ける場合、ニューヨークでは1ヶ月1,000ドル前後かかる。子供が2人いる場合は、2人目の費用が10%ディスカウントしてくれる場合もあるが、決して安い値段ではない。
アメリカのデイケアは、施設数が多く、託児年齢も早くから可能で、入園まで順番待ちだとしても日本に比べたら、それほど難しくはない。しかしコストの高さが問題となり、仕事を諦めざるを得ない母親が少なくない、というマイナス面も併せ持っている。
両親が仕事を持つ場合は、授業時間の短い保育園の代わりにデイケアで一日を過ごす子供も多いが、デイケアでも3歳くらいからは保育園と同様のカリキュラムを遂行している。
我が家の長男は、2歳になる直前から4歳半までデイケアに通った。次男の誕生後、私が専業主婦に転換してからは、自宅付近の教会に隣接されている保育園(プレスクール)に通っている。
ということで、今回はアメリカのデイケアについて紹介したい。
デイケアには、基本的に両親が仕事を持つ子供が多く集まるため、開園時間などの内容もそれに伴ったものとなっている。時間は早ければ早朝6:30から、遅くて夕方6:30まで。中には早朝や夕方遅くまでのケアを必要とする場合は延長時間料が追加されるが、我が家の長男が通っていたデイケアは延長料なしで、6:30~6:30まで子供を預けることができた。また、預けられる年齢も生後6ヶ月の乳幼児から、と極めて早い。
一日のカリキュラムは、歌、お絵かきやクラフト、読書、アルファベットと数字の練習、手話、外遊びなど。歌やゲームなどは、子供がみんな輪になって座り、先生の指示に従う「Circle Time」というメソードで学ぶ。また、ヒスパニック人口が多いアメリカだけに、スペイン語は子供のうちから学んでおり、デイケアでも積極的にカリキュラムに取り入れられている。我が家の長男は、日本語よりもスペイン語のほうを多く知っているくらいだ。昼食後は、昼寝の時間が設けられる。多くの施設には、庭に簡単なプレイグランドが付いており、外遊びの時間になると子供がそこで遊べるようになっている。
食事はデイケアによって付く場合と付かない場合があるが、うちの場合、朝食、昼食、おやつが付いた。メニューはさすがアメリカン!朝食にはベーグル、パンケーキ、フレンチトーストにフルーツ。昼食にはホットドッグや、ピザ、チキンナゲット、パスタにコーンやほうれん草などの副菜とフルーツ。おやつはクッキーやクラッカーにフルーツといった具合だ。
一つ一つの行事に手間隙をかけるのは、アメリカならでは。誕生日になると、誕生日を迎える子供の親がクラス分のカップケーキを持参し、おやつの時間にクラスでお祝いをする。中には、クラスメート一人ひとりに「Goody Bag」を用意する人もいる。「Goody Bag」とは、誕生日を一緒に祝ってくれた友達に感謝の意味をこめてお菓子やら簡単なおもちゃやらを詰め込んだお土産袋だ。
このほか、バレンタインパーティ、感謝祭パーティ、クリスマスパーティ・・・と行事ごとにパーティが催され、親は分担してフルーツやらお菓子やらお皿やナプキンやらを持参する。
時には「Field Trip」、いわゆる遠足に出かけることもある。遠足といっても近場の農家や動物園などに限られているが、スクールバスで出かけなければならないこともあり、全ての遠足は親の同意が必要だ。遠足の予定が発表されると、同意書へのサインが求められる。これも全てにサインを求めるアメリカらしいところだ。遠足を希望せずにデイケアに残るか、希望するが親がその場所まで送り迎えするか、スクールバスに乗って出かけることを了承するか(その場合はチャイルドシートをデイケアに置いておく)、など選択することができる。
コストだが、こういった内容で週5日預ける場合、ニューヨークでは1ヶ月1,000ドル前後かかる。子供が2人いる場合は、2人目の費用が10%ディスカウントしてくれる場合もあるが、決して安い値段ではない。
アメリカのデイケアは、施設数が多く、託児年齢も早くから可能で、入園まで順番待ちだとしても日本に比べたら、それほど難しくはない。しかしコストの高さが問題となり、仕事を諦めざるを得ない母親が少なくない、というマイナス面も併せ持っている。
2011年3月2日水曜日
子供の誕生日パーティからみるアメリカ文化
長男がそろそろ5歳の誕生日を迎える。
今まで誕生日パーティは開いてきたものの、せいぜい近い友人たちを5~6人、自宅に招待する程度だったが、今年は異なりそうだ。物心がついてから、デイケアのお友達の誕生日パーティにいくつも出席してきた長男君。今年は自分も友達を招待して大きくやりたいらしい。
アメリカでは子供の誕生日をとにかく盛大にやる。私が今まで参加したなかで一番規模が大きかったのは、友人宅で行われたパーティで、友人の兄弟や親戚を含め家族だけで30~40人集まっていた。これに加えて会社の同僚の家族やら、子供の友人やらを含めると合計100人近く。正直、私の結婚式を楽に上回る規模だった・・・(涙)
子供が3-4歳の誕生日を迎えると、徐々にミュージアムや、水族館や、プライベートパーティ施設を利用してパーティを催すことが多くなる。最近我が家の長男がよく招待されるのが、“Bounce Party”と呼ばれたりする施設でのパーティ。広い会場にはインフレータブル(空気注入式)のプレイグランドや大型の滑り台のほか、各種ゲームが設置されており、子供たちは檻から放たれたサルのように遊びまくる。
パーティの所要時間は大体2時間、招待人数は最大20人くらい。思いっきり遊んだ後は、小さな別部屋に集まり、ピザとバースデーケーキでお祝いをする。気になるコストだが、2時間のパーティでおよそ400~500ドル(ニューヨーク州相場)。この金額に含まれるのは、パーティルームの使用料、準備やパーティを進行してくれるスタッフ、ピザ、ジュース、テーブルクロスなど。このほか、パーティの最大許容人数(大体12~20人)を超えると一人当たり10~15ドルの追加料が加算される。
一年に一度の行事とはいえ、これはけっこうな出費だ。しかも今は7ヶ月の次男も大きくなれば同じように友達を招待したくなるだろう。「年に2回、この出費か・・・」と考えた直後、パートタイムの仕事を探し始める自分に気づく・・・
もちろん20人招待すれば、プレゼントも膨大な数が集まる。日本で育った私からすると、誕生日プレゼントは1人1つがルールだ。たとえ誕生日に友人を呼んだとしても、さすがに20個も集まらない。しかしアメリカは違う。招待客だけでなく、パーティに参加できなかった人からも後日プレゼントをいただいたりするのだ。そんなわけでアメリカ人の子供が持つおもちゃの数は日本人家庭からしたら想像を絶する。部屋はもちろん片付けきれないおもちゃでいっぱい。中には数ヶ月経ってもまだ未開封のプレゼントや、同じプレゼントが重なったりすることもある。
だからこそアメリカでプレゼントを贈る時には必ずGift Receiptを添える。プレゼントを購入したときに価格の記載されていないレシートを店からもらっておくのだ。これさえあれば、もらったプレゼントを他のものと交換することができる。合理的と言えば合理的なアメリカ文化が、子供の誕生日パーティひとつをとっても見え隠れする。
結局サイエンス・ミュージアムで誕生日パーティを開くことにした長男君。今年は我が家もそんなアメリカ式パーティを味わうことになりそうだ。
今まで誕生日パーティは開いてきたものの、せいぜい近い友人たちを5~6人、自宅に招待する程度だったが、今年は異なりそうだ。物心がついてから、デイケアのお友達の誕生日パーティにいくつも出席してきた長男君。今年は自分も友達を招待して大きくやりたいらしい。
アメリカでは子供の誕生日をとにかく盛大にやる。私が今まで参加したなかで一番規模が大きかったのは、友人宅で行われたパーティで、友人の兄弟や親戚を含め家族だけで30~40人集まっていた。これに加えて会社の同僚の家族やら、子供の友人やらを含めると合計100人近く。正直、私の結婚式を楽に上回る規模だった・・・(涙)
子供が3-4歳の誕生日を迎えると、徐々にミュージアムや、水族館や、プライベートパーティ施設を利用してパーティを催すことが多くなる。最近我が家の長男がよく招待されるのが、“Bounce Party”と呼ばれたりする施設でのパーティ。広い会場にはインフレータブル(空気注入式)のプレイグランドや大型の滑り台のほか、各種ゲームが設置されており、子供たちは檻から放たれたサルのように遊びまくる。
パーティの所要時間は大体2時間、招待人数は最大20人くらい。思いっきり遊んだ後は、小さな別部屋に集まり、ピザとバースデーケーキでお祝いをする。気になるコストだが、2時間のパーティでおよそ400~500ドル(ニューヨーク州相場)。この金額に含まれるのは、パーティルームの使用料、準備やパーティを進行してくれるスタッフ、ピザ、ジュース、テーブルクロスなど。このほか、パーティの最大許容人数(大体12~20人)を超えると一人当たり10~15ドルの追加料が加算される。
一年に一度の行事とはいえ、これはけっこうな出費だ。しかも今は7ヶ月の次男も大きくなれば同じように友達を招待したくなるだろう。「年に2回、この出費か・・・」と考えた直後、パートタイムの仕事を探し始める自分に気づく・・・
もちろん20人招待すれば、プレゼントも膨大な数が集まる。日本で育った私からすると、誕生日プレゼントは1人1つがルールだ。たとえ誕生日に友人を呼んだとしても、さすがに20個も集まらない。しかしアメリカは違う。招待客だけでなく、パーティに参加できなかった人からも後日プレゼントをいただいたりするのだ。そんなわけでアメリカ人の子供が持つおもちゃの数は日本人家庭からしたら想像を絶する。部屋はもちろん片付けきれないおもちゃでいっぱい。中には数ヶ月経ってもまだ未開封のプレゼントや、同じプレゼントが重なったりすることもある。
だからこそアメリカでプレゼントを贈る時には必ずGift Receiptを添える。プレゼントを購入したときに価格の記載されていないレシートを店からもらっておくのだ。これさえあれば、もらったプレゼントを他のものと交換することができる。合理的と言えば合理的なアメリカ文化が、子供の誕生日パーティひとつをとっても見え隠れする。
結局サイエンス・ミュージアムで誕生日パーティを開くことにした長男君。今年は我が家もそんなアメリカ式パーティを味わうことになりそうだ。
2011年2月23日水曜日
Tiger mom, Helicopter mom, and Hippie mom,,,,
最近、メディアでよく目にするのが、“Tiger Mom”という言葉。子供に嫌われようが反抗されようが、超スパルタ教育で厳しく子育てをするタイプの母親を指す。一方、子供の危機を未然に防ぐべく、いつでもレスキューにかけつける準備万端で子供を守るタイプがHelicopter Mom。さらに、子供の意思を尊重、というか本人任せで自由に育てるHippie Momという言葉もある。
この“Tiger Mom”という言葉は、今年早々に出版された“Battle Hymn of the Tiger Mother”という本から引用され、最近話題になっている。著者のChuaさんは、アメリカに移民した中国人両親のもとで厳しく育てられ、自身も中国流のスパルタ教育で子供たちを育てている。その厳しさはおそらく多くの人にとって想像を絶するもので、この本をきっかけに、メディアでは今、母親の在り方について議論が飛び交っている。もちろん子供を「がらくず」呼ばわりするChuaさんのスパルタ教育に対する批判は多い。でもChuaさん自身は「批判大歓迎」と強固な態度で、「心の底では、アジア人の母親はみな、西洋式の子育ての甘さにショックを受けているはず」と話す。更にはウォールストリート・ジャーナル紙に「中国人の母親が優れてい理由」というエッセイまで掲載した。
Chuaさんの子育てのルールをいくつか紹介すると、
○子供たちが友達と自由に遊ぶ時間は無し。
○一日何時間(2-3時間ではない!)にもわたるバイオリンかピアノのレッスン。
○ピアノかバイオリン以外の楽器の練習は無し(!)
○さらに数学と中国語の練習。
○友達の家へのお泊りは禁止。
○学校でA以外の成績を取るのは禁止(!)
Chuaさんによると、アジア人は、子供に偉大な信念を抱き、子育てに自分の全てを懸ける。「子供は強く、叩かれて育つべき」と信じ、スパルタ教育を通し、そうして強く育てられた子供は世界のトップに君臨するのだという。人生の全てを犠牲にして親は子供を育てるのだから、子供は成功して、親にその「借り」を返すのが恩義だと信じている。一方、西洋人は、「子供ははかない。傷つけないように暖かく見守って育てるべき」と限りない愛情と優しさで育てるのだという。アメリカ人であるChuaさんご主人は、「この世に生まれてきたのも、この親のもとに生まれてきたのも子供の選択ではなく、親が望んだもの。だから子供には親への義理などない」と、Chuaさんとは正反対の意見。そんな西洋式の「生ぬるい」子育てはChuaさんにとってあり得ない。
ここでChuaさんは「アジア人」と大きく括っているけれど、自身もWSJ紙への寄稿で「中国人の母親が優れてい理由」と特定しているように、これはあくまで中国式、ひいては中国人の国民性を表しているように思える。確かに私の周りを見ても、中国人の母親は子供の教育にとても熱心。それが子供にうまく働いているかは別として、特に学力面で優れていることをとかく気にしている。
私は比較的「古い考え」の日本人の親のもとに育ち、確かに厳しく育ったけれど、「世界のトップに君臨」とまで極端な教育ではなかった。私自身、今、母親として、もちろん子供には将来成功してほしいとか、幸せになってほしいとか、正直なところ優れたキャリアを持って欲しいとか、いろいろ勝手な願いを抱いているけれど、Chuaさんのような教育はできない。そんな私はChuaさん流に言えば、西洋的なHelicopter Momなのかもしれない。
Chuaさんのように強く厳しく子供を育てて、子供がそれで幸せだと思ってくれるのなら、その子育ては「成功」だと言えるのだろうけれど、私にとっては、もう少しゆとりのある子育てをするのが理想的。やみくもに自分の夢を押し付けて、逆に子供を押しつぶしてしまうのだけは避けたい。
この“Tiger Mom”という言葉は、今年早々に出版された“Battle Hymn of the Tiger Mother”という本から引用され、最近話題になっている。著者のChuaさんは、アメリカに移民した中国人両親のもとで厳しく育てられ、自身も中国流のスパルタ教育で子供たちを育てている。その厳しさはおそらく多くの人にとって想像を絶するもので、この本をきっかけに、メディアでは今、母親の在り方について議論が飛び交っている。もちろん子供を「がらくず」呼ばわりするChuaさんのスパルタ教育に対する批判は多い。でもChuaさん自身は「批判大歓迎」と強固な態度で、「心の底では、アジア人の母親はみな、西洋式の子育ての甘さにショックを受けているはず」と話す。更にはウォールストリート・ジャーナル紙に「中国人の母親が優れてい理由」というエッセイまで掲載した。
Chuaさんの子育てのルールをいくつか紹介すると、
○子供たちが友達と自由に遊ぶ時間は無し。
○一日何時間(2-3時間ではない!)にもわたるバイオリンかピアノのレッスン。
○ピアノかバイオリン以外の楽器の練習は無し(!)
○さらに数学と中国語の練習。
○友達の家へのお泊りは禁止。
○学校でA以外の成績を取るのは禁止(!)
Chuaさんによると、アジア人は、子供に偉大な信念を抱き、子育てに自分の全てを懸ける。「子供は強く、叩かれて育つべき」と信じ、スパルタ教育を通し、そうして強く育てられた子供は世界のトップに君臨するのだという。人生の全てを犠牲にして親は子供を育てるのだから、子供は成功して、親にその「借り」を返すのが恩義だと信じている。一方、西洋人は、「子供ははかない。傷つけないように暖かく見守って育てるべき」と限りない愛情と優しさで育てるのだという。アメリカ人であるChuaさんご主人は、「この世に生まれてきたのも、この親のもとに生まれてきたのも子供の選択ではなく、親が望んだもの。だから子供には親への義理などない」と、Chuaさんとは正反対の意見。そんな西洋式の「生ぬるい」子育てはChuaさんにとってあり得ない。
ここでChuaさんは「アジア人」と大きく括っているけれど、自身もWSJ紙への寄稿で「中国人の母親が優れてい理由」と特定しているように、これはあくまで中国式、ひいては中国人の国民性を表しているように思える。確かに私の周りを見ても、中国人の母親は子供の教育にとても熱心。それが子供にうまく働いているかは別として、特に学力面で優れていることをとかく気にしている。
私は比較的「古い考え」の日本人の親のもとに育ち、確かに厳しく育ったけれど、「世界のトップに君臨」とまで極端な教育ではなかった。私自身、今、母親として、もちろん子供には将来成功してほしいとか、幸せになってほしいとか、正直なところ優れたキャリアを持って欲しいとか、いろいろ勝手な願いを抱いているけれど、Chuaさんのような教育はできない。そんな私はChuaさん流に言えば、西洋的なHelicopter Momなのかもしれない。
Chuaさんのように強く厳しく子供を育てて、子供がそれで幸せだと思ってくれるのなら、その子育ては「成功」だと言えるのだろうけれど、私にとっては、もう少しゆとりのある子育てをするのが理想的。やみくもに自分の夢を押し付けて、逆に子供を押しつぶしてしまうのだけは避けたい。
2011年2月17日木曜日
Finally Started!
こんなに男女平等が謳われていても、まだまだ女性が家庭と仕事を両立するのは難しいもの。
長男を朝早くから夕方遅くまでデイケアに預けながら仕事を続けてきたけれど、第二子の妊娠がわかった時、何となく「あ、私が仕事できるのも、そう長くないかも・・・」という不安が頭をよぎった。
その予想通り、次男の出産を機に退社、専業主婦に転換。
「専業主婦が一番の重労働」とはよく聞くけれど、こんなに大変だったなんて!と、今は「専業主婦」という任務の重さを改めて痛感。専業主婦万歳ッ!完全に脱帽です!
ともあれ、2児の母親となった私。子育てを通して英語はもちろん、アメリカという国の文化を学ぶこともしばしば。そんな私から発信するのは「子育て」をテーマに日々目にとまった物事。社会問題だったり、話題の本だったり、レシピだったり・・・・楽しいブログになればいいなと思っています。
長男を朝早くから夕方遅くまでデイケアに預けながら仕事を続けてきたけれど、第二子の妊娠がわかった時、何となく「あ、私が仕事できるのも、そう長くないかも・・・」という不安が頭をよぎった。
その予想通り、次男の出産を機に退社、専業主婦に転換。
「専業主婦が一番の重労働」とはよく聞くけれど、こんなに大変だったなんて!と、今は「専業主婦」という任務の重さを改めて痛感。専業主婦万歳ッ!完全に脱帽です!
ともあれ、2児の母親となった私。子育てを通して英語はもちろん、アメリカという国の文化を学ぶこともしばしば。そんな私から発信するのは「子育て」をテーマに日々目にとまった物事。社会問題だったり、話題の本だったり、レシピだったり・・・・楽しいブログになればいいなと思っています。
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